【初心者向け】紙束の作り方2

!注意!

今回の記事はガチの初心者向けぽいので、中級者以降の方にはつまらないかもしれません。
ガチの初心者がまだ存在していて、尚且つこんなブログを見ているか謎ですが、そんなことは知りません。
また、紙束の作り方なんてタイトルですが、主観に基づく構築理論を書くだけなので、こんな考え方もあるのかーくらいの見方でどうぞ。
実践して燃えたAP返してください!とか言われても責任は取れません。可哀想なので《ギガマムート》を一枚あげましょう。


さて、前置きにも書いたように、今回の記事は
「ここはこんなカード使えばいいよ」とか、「これ抜いてこれ入れなよ」みたいな
一般的なデッキ構築指南じゃあないです。
初心者が自分なりに考えたデッキを組んでもちっとも勝てない時、そのデッキをもとにこんな風に変えてみるのもありじゃない?
てなものです。


前置きが長いね。いい加減始めましょう。


先日晒した酷い割りには勝率の悪くない紙束をサンプルとしつつ書いていきましょう


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・デッキコンセプトはその先の勝ちを見据えて考える。

コンセプトのためのコンセプト(酷い表現ですが)にならないように気をつけましょう。
私が昔やらかしたデッキですが、ドロートリガーでデッキをぶんまわして墓地肥やしをした後、
ベヒーモスドラゴン》《狂気の黒騎士》《ストラグラー》で殴る(白目)
というデッキがありました。

高BPで殴るてのはチャンプブロックか一点かを迫れるので、勝ちに近づく一手なんですが、
一生懸命デッキの全力をかけてやることじゃないです。目的が勝つことから、でかい《ベヒーモスドラゴン》をつくることに変わってしまってるので、リソースの無駄遣いが半端ないんです。
コンセプト通りの動きの先に何があるのか、初心者がわりと見失いがちなものです。

サンプルのコンセプトは3CPの優秀なユニットを何度も使い倒す、です。
自分にとって勝ちに向かう為のユニットを絶さない為の戦略なので、少なくとも《ベヒーモスドラゴン》を育てるデッキでやらかしたミスはおかしていません。
これが、特殊召喚することにばかり躍起になっていたりすると正直勝てません。



シナジーを詰め込み過ぎない。

あれもこれも、というのも初心者にありがち。
デッキ組んでたら《ミューズ》とか《サンビスタ》とか舞姫が多くなったな~、あ!《巫女の護り手》入れよ!
みたいな。
デッキに枚数制限があるからやれることには限りがあるので、あれもこれもやりたがるより、いくつかに絞った方がいい。
特に後追いのシナジーカード(上の例えなら《巫女の護り手》)を入れる時は、
そのカードがしてくれる働きはデッキに本当に必要なのかを考えるのが良いでしょう。
むやみやたらに“やれそう”な事を増やすより、数を絞って“やれる”ことをしっかりやった方が良い、というのは前回も書いたことです。

サンプルでは例のように《護り手》をついつい入れたりはしていませんが、
3CPにこだわり過ぎて先行初手のマリガンがきつくなってしまっています。
逆にシナジーを無視し過ぎて《タナトス》のポテンシャルがいかしきれていなかったりします。
はっきり言って悲惨ですね。


・デッキは少し丸くしたほうが良い。

何かに特化したデッキ構成を尖ったデッキ、
逆に特化性を下げる代わりに柔軟性を持たせたデッキ構成を丸いデッキ
と私は呼んでいますが、世間一般は違うかもですね。
コンセプトにとらわれて特化させるより、対処できる事を増やして対処幅を広げた方が安定します。

一つ前に書いたことと矛盾してそうですが、シナジー前提で“やれそうな”カードではなく、単体で仕事を“できる”カードを使うのです。
例えば《エンジェルビルダー》は単体でアタック自体をストップできますし、《ミューズ》はバーン、スピードムーブに強烈に刺さります。
パワーカードに頼るような形になりますが、そうしたカードでゲームスピードを低下させ、泥仕合に近い形にしたほうが、紙束は良く戦えます。


サンプルデッキでは《バアル》対策に入れた《ミューズ》がこの枠に当たるでしょう。
実際赤系のデッキ相手に《ミューズ》が頑張ってくれたおかげで勝てた試合もありました。
コンセプトデッキは軸を折られるとあっさり瓦解してしまいがちなので、そういったときに踏ん張れる要素として、単体で仕事をしてくれるシンプルなパワーカードは隠し味程度に入れておいて損はありません。



デッキの軸、と言えば。
よく一般的にはデッキのコンセプトは明確に、と言われますが、私はたまにあえてデッキの軸をぶらしたデッキを組みます。
以前も自分で使ってて「このデッキどうやって勝つんだ?」と疑問に思う位に軸がぶれてたデッキを使ってたんですが、意外と勝てました。
相手からするとこっちが何をするか解らんので正しい対処が出来なかったり遅れたりするんですね。いわゆる「わからん殺し」の状態です。

相手のデッキがそんなの関係ない殺意に満ち溢れたようなデッキだと、無関係に叩き殺されることもあるんですがね…。

まぁ、それでも相手がこちらの意図を汲み取れないというのはある種のアドバンテージなので、
どうにも勝てないとか、いつも戦略が読み取られてる、という時には試してみても良いのではないでしょうか。




とりあえずこんなところを意識してデッキ調整すれば、多少は勝てる紙束をつくれるかもしれません。
もし、これを実践して無茶苦茶勝てるようになりました!
という初心者の方がいましたら、お礼の言葉は結構ですので、新PRをありったけ下さい。お願いします。

それでは、今回はここまで。